虹 後書き

前からずっと決めていたことがあったんです。それが今日このSSをこのブログに載せるという事でした。
学校を辞める、と考えた時に何か残したいと思ったんです。けどそんな大きなことは出来ないし今の私にはそんな行動力もない。そんな時、夜中に眠れなくて思いついたのがこのSSの少年との会話でした。文章でなら何かを残せる、と思って時間を見つけて書いたり書き直したりを繰り返しました。これが実は私の中ではちゃんと納得いくまで推敲出来て書き上げることの出来た小説です。
何か、届けばいいんです。それだけでいい。
こんな風な小説が書けるようになったのも最近で。前は小説もどきしか書けなかったし。こんなに前向きなものが書けるようになったと言うのも自分の中では変化だとして受け止めています。
学校を休むようになってから色々考えて色々悩んで。それで今の私があります。悩んだ時間は無駄じゃなかった。これだけは胸を張って言うことができます。だからこれから。ちゃんと前を向いて進んで行こうと思います。
本当は。学校の皆にもこのSSを配りたかった。けどそんなことは何かできなくて。こんな形でだけど多くの人に読んでもらえればいいな、と思います。
2005.12.07 蒼井遥菜 拝