交差点 あとがき

全7話で書き上げました、私の処女作らしきものであるこの「交差点」。毎回毎回違う人の視点から書き上げるというコンセプトのもと書き始めて途中で書くことを放棄して放置したりしつつも本日完結いたしました。後細々した話も付け足せるといえば付け足せるんだろうけどこれで「交差点」は終わりです。お読み頂いた方、有難うございました。
一番最初に書いたのは会社員の視点だったんですけどこれを最初に書いたのは確か去年の学校の授業中(爆)最初の一文書いてみてこれなら幾つも書けそうだと思ったのが書き始めたきっかけです。最初は詩みたいな感じにしようとも思っていたんです。そのとき書いていたのも詩だったのでやっぱり書きやすい詩をこのスタンスで書こうかと。けど書き進めていくうちに詩じゃなくなって。けど小説ともいえなくて。だからこれはショートストーリーだ、と勝手に位置づけました(何)前は短文とも言っていたんですけどショートストーリーの方がしっくりと嵌ってくれました。
交差点という題名も後付けなんですけど今となってはこの架空の事故によって色々な人が結び合うんですよね。人が交差する、人の思いが交差する。その点がこの事故だった、なんて風にも考えられるから今となってはこの題名で良かったなと思ってみたり。
実は最初考えていた時点ではハッピーエンドにはならなかったんです。皆が悲しみに浸るシーンで終わるはずだったんです。けど今回ここに上げるにあたって書き直しとかをしていくうちにその終わり方じゃ納得できなかったのでちょっと倖せじみた終わり方にしてみました。4人全ての視点から書いた終わり方でも良かったんですけどそれだと少しコンセプトとずれる気がしたのでまた違う人の視点で書いて終わらせて見ました。
私に言わせて見ればこれはある意味での実験だったりするんですけど比較的成功に近かったと思います。ここまで書けるとは思わなかったし、小説に近いものなど書けると思ってなかったし。書けて良かった、と思ってます。
ここまで長々と読んでいただいて有難うございました。また別の作品を書いたときがあったらその時もよろしくお願いします。