眼を開けたとき 最初に眼に入ったのは 白い天井らしいものだった
何処にいるか分からなかった
最初に聞こえたのはお母さんの声
そして次々に上がる安堵の声が3人分あった
謝る声と良かったという声が聞こえたから
生きていることが分かった
声を出した
ごめんなさい と口が動いた
そうしたら全員がすすり泣く声が聞こえた
今更ながらに罪悪感に襲われた
衝動的だったからあまり自分でも覚えていない
けど
生きていて良かったと思える
もう壊れなくて良い
もう一人で悩まなくていい
こんなに私の周りには助けてくれる人がいるんだから
支えてくれる人がいるんだから
もう一人で涙を流さなくていいんだ