覚えていません 覚えているのはその壱日前の事だけです 最期の言葉は ゴメン だっけ それしか覚えてない それしか思い出せない 私はもっと君の事知っていたはずなのにね 最期の思い出が 思い出せる思い出が ゴメン なんて辛すぎるよ 配布元のサイトはこちら→…

数年前までいた学校のアルバムが見つかりました そこにはあの人も映っていました 見たくも無かったのに 忘れたかったのに だからカッターを持ってきました その思い出ごとゴミにするために 忘れたくてもそのゴミは灰に変わるだけだと知ってはいるけど 紙より…

私のママはもう何年も前に何処かに行ったの だから代わりのママがいるの けどそのママは私の事をすぐ殴るの けど誰も信じてくれないの ママは私以外にはすごく優しいから 私の本当のママは何処にいますか 配布元のサイトはこちら→16の御題

何時もの様に其の部屋に入ったのです 何時もと同じ時間に 何時もと同じ足から けどそこには変わり果てた姿の貴方がいました 私は声も出せませんでした 昨日の電話に出なかった私のせいですか？ それとも先週のメールに返信しなかった私のせいですか？ 思い当…

少しずつ 熔けて行く 紅い炎の下で 熔けて行く 燃え尽きた時には 私の心も解かされるのでしょうか 配布元のサイトはこちら→16の御題

離れません 何時まで経っても離れません 何年経っても離れません あの悪夢は 貴女はもう何も思っていないのでしょうね 私が苦しんでいるなんて 私が未だに泣いているなんて 私が未だに貴女を恨んでいるなんて 配布元のサイトはこちら→16の御題

紅の花と 無垢の花 白い腕に映える紅のようだわ もっと眺めていたいと思うのは 他の紅を見ていないからなのかしら 配布元のサイトはこちら→16の御題

泳いでいたのです 気付いた時には そう 生まれたときから人生と云う海を泳いでいたの 今までは何の抵抗もなく泳げてきたの けどね 貴方のせいでリズムが狂ったの ここまで私の心を乱すのは貴方が初めてなの 泳ぐ事よりも貴方に気を取られてしまったの 私は貴…

深い傷も治ると聞きました どんな病も治ると聞きました だからその塔に入ったのです そこにいたのは 生き生きとした表情を持った人々ばかりでした 自分には不釣合いな場所だと思って逃げ出そうとしました 出口から足を踏み出そうとした瞬間 腕にあった傷が跡…

消えないの 深すぎて 忘れることも出来ないの まだ傷口から紅が流れているようだ 誰か止めて 誰か癒して 誰か 救って 配布元のサイトはこちら→16の御題

瞬間 腕に突き刺さる そして紅を吸い取っていく 痛みなどもう感じなくなったけど 其の紅が美しくてしょうがない 銀と紅が美しくて眩暈まで覚えるわ 配布元のサイトはこちら→16の御題

熱があるなんて 頭が痛いなんて 喉が痛むなんて 眩暈がするなんて 全て真っ赤な嘘 これは全てを効率よく動かすための 歯車を回すための嘘 許されはしないけれど必要な嘘なのよ 配布元のサイトはこちら→16の御題

耳を押さえても 響くのです 窓を閉め切っても 響くのです 貴方の泣き声のような雨音が 静かに穏やかに 響くのです 配布元のサイトはこちら→16の御題

紅の海だもん そこはもう 今気付いても遅いんだって だってもう真っ赤だよ その紅は消えないんだから 配布元のサイトはこちら→16の御題

鳴り響く雨の音 何時の間にか消えた 隣に在った温もり 温かさなんて 暖かさなんて 貴方と一緒に消えていきました 配布元のサイトはこちら→16の御題

離れられない 忘れられない 逃げられない 貴女が居なくならない限り 私は貴女に依存する だって 貴女は私の総てだから 配布元のサイトはこちら→16の御題